SPEEDEMONの活動記

主にクルマ(愛車は初代VMGレヴォーグGT-S D型)にまつわる出来事を中心に綴りますが、私生活の出来事も動画UPや、一個人の感想を交えて語ります。

賃貸住宅の敷金返金について 第18話 第2回敷金返還訴訟の開廷

(前回の続き)


さて、年も明け気分を一新して裁判に臨みたいところだが、
死力を尽くした第1回目の判決以降、
どうも気合いが入らない。


あれから2か月が経ち、当時の憎しみが沸き上げてこない。
すっかり「牙を抜かれたライオン」のように、戦意喪失していた。
というのもあの日以降、あの爺さんに顔を会わすことも無く、
電話で話すことも無いから、気乗りしない。
しかも、次回の判決にも大方影響しないだろうと推測したから、
半分、どうでも良くなってきた。


それを考えると、結審するまで勝訴をもぎ取る信念で臨み、
長期的な裁判に関わる弁護士業務は、
とてもとてもハードワークなんだな!頭が下がる思いだ!!


そんなことを考えながら、1月某日11時、有休を使って再度出廷した。
開廷数分前、私に遅れて被告人Sが着座し、その刻を待つ。
顔を見た瞬間、以前心に宿っていた「怨嗟」と、
これまで泣き寝入りした人達の
「無念を晴らさなければ」という使命感が甦ってきた!
今回は寸分の妥協も許さず、
完膚無きまで被告Sの息の根を止める結果にしてやる!


そして、第2回敷金返還訴訟(結審)が開廷した。


前回と違う点が2つあった。


1つは、裁判官が前回と替わったこと。理由は未だに不明だ。
また一から裁判官に事の一部始終を説明せなあかんのか?面倒臭いな!
最初から『違う裁判が始まる』ような錯覚に陥った。


2つ目は、被告の態度が明らかにおかしいのだ!
前回の傍若無人の振舞いから、
第一印象を良く見せようと思ったのか、
随分としおらしい態度に変わっているじゃないか?
ハッキリ言って、


気・持・ち・わ・る・い!反吐が出そうだ!


序盤から圧倒され気味。
それでも冷静かつ冷酷に粛々と展開させないとな。


流れはこんな感じだった。


①被告の証言と、原告への反論する証拠の提出。
 証言:前回同様、敷金の争点にならないことをベラベラ話し、半ば失笑気味だが、
 汚して出て行った」点で証拠写真の提出があった。
 その写真がモノクロで場所が特定できず、
「これはどこですか?」と尋ねると、その写真は、
出入り口の階段手摺りと壁の間の50㎝の空間に一部シミが残っていた。
そこには時々ゴミを仮置きした後にまとめて外に搬出していたため、
ゴミから出たものがシミになったのかもしれない。
 私:「部屋の中じゃないですが、確かにこれはその時のシミかもしれませんね。」


「汚くして出て行ったとは、これのことか?
小さい男やなwそのくらいお前が掃除して綺麗にしろ!
と言いたかったが、無論、口にはしない。


②原告がその証拠を見て、それに対し反論があれば弁述し、なければそれを認める。
弁述:上記で述べたように事実なので、
  「はい、そうかもしれませんね」と半ば認めた。
私は爺さんと違い、認める時は素直に認める。


③前回同様、原告、被告のどちらかが一旦席を外し、裁判官との質疑応答がある。
 私の質疑応答の時は、裁判官が代わったこともあり、これまでの経緯を説明し、  (被告の心証を悪くするために)今までの酷い目に遭わされた悪行と、
爺さんに関わる住民の意見なども交え、切々と訴えた。


そして上記が終了すると、
泣いても笑ってもこれで結審する判決を待つ時間となった。
少額訴訟は2回までしか認められないので、ここまでなのだ。


「これで決まるのか?今度こそ憤慨死しろよ!


(今日はここまで。続きは後日)