SPEEDEMONの活動記

主にクルマ(愛車は初代VMGレヴォーグGT-S D型)にまつわる出来事を中心に綴りますが、私生活の出来事も動画UPや、一個人の感想を交えて語ります。

賃貸住宅の敷金返金について第14話 遂に裁判開廷

(前回の続き)


自分だけでなく、周りの方々の
協力の甲斐あって築き上げた証拠資料の提出が遂に完了!
裁判の希望日を、確か第3希望まで書いて提出。
後は司法に任せるだけなので、準備万端だ!


特別送達の出廷命令が被告に届いたら、さぞかし、おっどろいただろうな!
「あいつ、本当に訴状を出したんだな!冗談じゃないぞ!?
どうすりゃいいんだ?ばあさん!!」
と大笑
そんな情景を想像した笑


第1希望日である11月某日。裁判が遂に開廷する日を迎えた。
その日も当然ながら、事前に午前休の申請を行っていたけど、
会社が裁判所に近い為、通常時間に出社した後そのまま裁判所に出向いた。
社内メールで、本来の要件以外で本件もつけて送ったら関心を寄せる人もいたし、
朗報を届けられたらいいな!


私は裁判開廷15分前に原告席に着座し、
証拠資料を手元に置き、神妙な気持ちでその刻を待つ。
開廷予定時刻が近づいているにも拘らず、被告Sは姿を見せない。
「おや?怖気付いて出廷を拒否したのか?そしたら
 不戦勝で手間が省けるわ!もう来なくていいぞ!!
なんて考えてたら、開廷ギリギリの時刻に被告Sが現れた。


そして予定通り午前11時に開廷。


裁判官の開廷宣言でいよいよ始まった!
隙を見せずに気を引き締めなければ!!


電話での横柄な態度とうって変わり、被告Sは裁判官に開口一番、
媚びへつらうかのように、こう言い放った。


「いやあ~、僕は裁判したことはこれが初めてですから、
よく解りませんねえ~~」


私の心)「はあああああああ??????
お前が電話で、『この手の裁判は何度もして
負けたことが無い』とヌカしていた
ボンクラの口にする言葉かあ????」
開廷早々、怒りが天まで突き抜けた!


(この際)「こいつ、いきなり裁判官に対して違うことを言いやがった!
     水掛け論で信じるか判らないが、電話内容の一部始終をバラして
    心証を悪くするしかないな!


今考えると、被告人のこの発言は原告にとって、
とてもとても有利に働いたのかもしれない。
聞いた側は気分を害されたが、相手が勝手に墓穴を掘ってくれたのでは
と思うと、結果これで良かったのかな笑


細かくは憶えていないが、大まかな流れはこうだ。


①私の提出した証拠資料を元に、裁判官が被告人へ一つずつ質問して事実確認
②それら質問に対し、被告人は事実なら「はい」
 違うなら「いいえ」答える。
③そして原告の言い分を裁判官に伝える。その時こう言った。


「(心証を良くするため建前で)本当は10万円でも戻って来れば御の字です。
 それにも拘らず、これまで話で催促したり、内容証明送達を2回送っても
 被告はビタ一文たりとも返す様子が見られません。
 そういう経緯があって今回訴えることにしました。」


④被告人の言い分
「原告はこれまで家賃の滞納を幾度と行い、
鍵まで取り換えたこともある非常識な元住民です。
そんな人に返すお金は1円もありません。
そして、部屋を汚して出て行きました。
窓枠エアコンも外さずに云々かんぬん…」


突っ込み所満載であるため、裁判官が苦笑いで即答した。


家賃滞納は今回の争点になりません!
そして汚したという証拠を今お持ちですか?
無ければこれも争点になりません!!」

と、バッサリ全否定!


この時点で把握したこと。
このジジイは
裁判とは状況証拠無しで感情論だけで押し通せる!
とでも思ってた、単なる『勘違いジジイ』だった大笑
時代劇の見過ぎじゃ、クソジジイ!笑
以前綴った電話での会話からして、
「ハッタリだらけの、ホラ吹きジジイ」
だったことが、ここで証明されたのであった!(大笑


続いて私が返答した。
「部屋を汚くして出て行った憶えはありません!立会はあなたではなく、
 何故かクロス張替えの業者が来て開口一番に、
『キッレーに掃除したねえ~~!どうせ汚すのに笑』と。
 退去するにあたる立会いは本来、家主本人がその場で確認当然
 なのにあなたはそれすら守らなかった!
 それと、窓枠エアコンを何故外さなかったのか?
 答えは明白で、私が入居する以前から既に取り付けてあったからです!
 エアコンが付いていたからあの部屋を選んだことも理由の1つです!
 まだウソと思うなら、不動産管理会社に電話でも何でもいいから確認して下さい!」
と反論した。


被告人の顔がしかめっ面へと豹変し、
まだブツクサ小言を言ってた。痴呆症か?このジジイは??


この時点でどっちが正しいことを言っているのかを
裁判官は既にお察しに違いない。


⑤そして、原告と被告が入れ替えで裁判官との尋問。
その間、どちらかが開廷室から席を外し、
決められた所で待つよう指示される。


⑥被告が退出し私が入室して尋問を受ける。
 詳細は憶えていないが、提出した証拠資料以外で話したかったので、こう述べた。
「被告は先程、裁判するのは初めてと申していましたが、
 私との電話でのやり取りでは
 何度も裁判を受けたけど、
 負けたことは1度たりともありませんから、

 と、冒頭と違うことを言ってました。
 それと、この建物以外にもビルを所有していますが、
 そこの店子さんから聞いた話では、今まで出て行った人に
 敷金を返してもらった人は誰一人といないと聞き、
 そんな歪んだ性格を正し、法の下で『成敗』
してもらうために、この度私は裁判に持ち込むことにしました!
と。


これが決定的なダメ押しになったかどうかは定かではないが、
間違っていないことは言うべきである!


これで両者の証言が終わり、再び同室に着座し、
裁判官と書記官が席を外して判決を待つことになる。
ほんの数分だったろうが、とても長く感じた。


そして、裁判官と書記官が再び入室して判決を読む時が来た。
緊張の一瞬である!



(続きは後日!)