SPEEDEMONの活動記

主にクルマ(愛車は初代VMGレヴォーグGT-S D型)にまつわる出来事を中心に綴りますが、私生活の出来事も動画UPや、一個人の感想を交えて語ります。

賃貸住宅の敷金返金について 第13話 横浜で訴状提出が出来たのか?

(前回の続き)


元家主の度重なる嫌がらせが横浜に足を向けさせ、
予定外の移動となってしまった。


時刻は午前10時過ぎ。
乗継サイトで確認しても、移動だけでも2回の乗り換えで1時間以上を要する。
果たして午前休(社の規定で14時まではOK)で間に合うのか!?
いくら案じても解決しないから、やるしかない。


乗継ぎで横浜の官公庁街(裁判所と法務局)の最寄り駅で下車。
まず、法務局で被告になる予定の『商業登記簿謄本を入手』することだ!
横浜市の法務局で申請した。


申請書の所在地欄は、元家主の住所を記載して申請。
数分後、登記官から返答。
「こちらでの該当はありませんよ!」


またしても「えぇ~~~??」である。


今の法務局はオンラインで繋がっており、
東京の法務局でも関東一円の商業登記簿謄本を入手が可能だから、
検索条件はどこに行っても同じで、
東京で見つからなければ横浜で見つかる筈もない。
溜息と落胆で脱力した。


登記官に事情を説明したら、
「もしかすると、裁判所で判るかもしれないから、
 行ってみたらどうですか?」
と勧められ、これ以上は自分の判断で解決できないと悟り、
勧められるがまま、地下鉄で1駅違いの横浜の裁判所に出向いて事情を説明した。
すると、今は詳細を覚えていないけど、裁判所で検索してもらうと、
ものの見事に判明したのだった!!
「この会社は東京で登記しているから横浜は管轄外になり、
 こちらでの訴状の受理は出来ません。東京の裁判所で手続をお願いします」
と対応した職員から懇切丁寧に訴状の記載方法などの手解きを受けた!


以下、当時の裁判申請書類の一部
(ボヤケて見えづらく、申し訳ない・・・)


終わるや否や足早に裁判所を出て、
謄本を入手する最短方法を直ぐに考えた。


「今いる横浜の裁判所から法務局は1駅で行けるけど、
 東京の霞が関の裁判所付近に法務局があったか?
 九段にあるけど、近くではないから時間が掛かるな!
 それなら移動時間を最小限に留めるためにも、
 謄本は横浜で申請しよう!」


その裁判所で聞いた話では、
『証拠資料を提出用と控えの2部が必要』と知り、
さすがに会社でコピーするわけにいかず、途中のコンビニに立ち寄り、
セッセカセッセカと数十枚をコピー取りに勤むこと10数分。
1秒をこれほど惜しんだことは、後にも先にも無い。。。


14時までには時間を余すくらいで終わると思ったこの手続が、
まさかここまで時間が掛かることになるとは露知らず、
朝飯抜きで過ごしても、ランチを優雅に摂ろうなんて考えも軽く吹っ飛び、
13時を過ぎてもその日は飲まず食わずのまま。
しかし、『完遂する精神力』が空腹を上回った!
命に関わることのように、仕事以上に必死に駆けずり回った!!
「飯どころじゃない!」気持ちで一杯になり、無我夢中で走って申請手続に奔走し、
遂に、元家主の商業登記簿謄本を我が手中に!!


ここまで長かった。。。
将に東奔西走で汗を流しながら、飲まず食わずでその日の午後を過ごし、
飯なんて2の次3・4を飛んで10以下!
裁判手続が終わるまで飯を落ち着いて食べる余裕がなかった。


登記簿謄本の入手は終わった!しかし、まだ安心できない!!
当然、出社しなければならないからだ!!
時刻は既に13時20分を過ぎている!!
今日中(というか14時まで)に手続を完了し出社しなければ、
有休消化が半日でなく1日計算になり、午後2時以降に出勤しても、
欠勤扱いになってしまうから更に急がねば!!


とは言え、急行で東京に戻ったところで、物理的に間に合わないのが明らかである。
「あ~~~あ、欠勤扱いだあOTL」
諦めの境地で会社に連絡する気力も無い。。。
ましてや、電車内のため電話を掛けることも気が退ける・・・


14時過ぎに会社から携帯電話に連絡があり、


会社)「どうなってんの!?」
私)「すみません、謄本入手で手間取ったため遅れましたが、出社します。
  無給でも構いません。。。」
こう返答するしかなかった・・・


タイムリミットに遅れること約20分後、
一旦会社に出社することにした。


出社後真っ先に、遅れた旨を上司に直接謝罪し、着席した。
「今日手続をしなければ、また違う日に有休申請することにする」
と伝えると、上司から、
「今回は午前半休扱いにするから、今から裁判所に行って訴状を提出しなさい!」
と聞いた時は精も根も尽きていたけど、深々と頭を下げて感謝の意を示し、
自転車で渾身の力で霞が関の裁判所に向かい、申請手続を行った。
予め訴状の書き方を教示してもらっていたので、
大層な時間は要しなかったけど、それなりに時間を要した。
その合間に書記官へ質問をしてみた。


私)「この手の裁判は過去あるんでしょうか?」
書記官)「ええ、ありましたよ。」
私)「私の事例で勝算はありますか?」
書記官)「勝てる公算が高いですね!」
この言葉を聞いて、今日までの数々の苦労が報われた気がした!


電話で催促しても支払わず、内容証明を2回送っても反応が無く、
そして、今回の謄本入手に至る経緯。
自分だけならまだしも、会社にも迷惑を掛けてしまったこと。


手続が済んで裁判所を出た時刻が、大体16時30分。
丸1日を裁判手続で終わらせてしまった。。。
これから仕事場に戻ったところで殆ど就業時間にならないことは解っているものの、
戻らなきゃ・・・


帰社して上司に経過報告すると、
「お疲れさん、裁判も頑張って!
咎められることも無く、労いの声を掛けられた時にこう思った。
「普段は何かと不満もあるけど、
 この人のためにも仕事を頑張ろう!」と。


遅蒔きながら夕方から仕事を開始し、その日は22時過ぎまで従事し、
その後は行きつけのスポーツバーに足を運び、
経過報告とバカ話で花が咲くことになった。


この当時のオレ、本当によくやった!ご苦労さん!!
そして、こんな自分に協力して頂いた方々への感謝を今でも忘れません!!


(今日はここまで、続きは後日)