(今朝の続き)

元家主との電話による対話は完全に物別れしたため、
今後は別の手段を執ることにした。

というのも、自分は法律知識に乏しく、
前回相談した人やその周りの人達にも教示を頂こうと思い、
引越し前によく通った三田にあった行きつけの呑み屋で相談する
ことにした。
常連さんは、電話なりメールで呼び出すまでもなく自然と集まるから
不思議な空間ではある。

私)「やっぱり交渉は決裂しました。。。」
店のマスター)「そうでしたか、残念ですね、じゃあ、今後はどうするの？」
私)「う～む、そこが問題ですねえ、向こうが裁判でも何でもやりゃいい
　　と息巻いているからそれに乗るのも一つの手なんだけど、
　　ネットで調べたら手続がいろいろと面倒そうで…」
当時法学部大学院生)「相談でしたらいつでも乗りますよ！」
私)「ありがとう！！でも自分で何とか策を考えて、
　　裁判以外で手間暇掛けずに出来る方法からやってみる！」

そんな会話だったと思う。今は昔で詳細までは覚えていないため割愛。

それで裁判以外の方法として浮かんだ浅知恵が、
「内容証明」である。

これは以前某街金在職時、担保関連で内容証明書を作ることになり、
職場近くの公証役場の公証人と繋がりがあったため、
公証人や職員に作り方を教わった経緯があり、
その時のノウハウやネットで作り方を検索すると、
素人でもアッサリ作成が可能な書式があったため、
それらをブレンドし、今回の内容にアレンジし形式に則って作成してみた。

某月中旬、作成データを休日出勤した土曜に会社で複数部プリントアウトし、
署名押印した後、郵便局で受け付けてもらった。
金額は1,220円也。
請求金額によって料金が異なるので金額には個人差がある
ことを後付する。

通知書の内容はこうだ。

(宛先、自分の住所　割愛)
通知書
私は、いつ誰と賃貸契約してその時敷金を約16万円を預けたけど、
今現在も返還を受けていない。
よって、本書面で宛先人に対し可及的速やかに返還することを要求する。

「これで少しは精神的にも参るかもしれないし、還って来れば安くつく！」
と、当時はしたり顔でこの手続に酔っていた。

しかし、1週間経過しても何ら連絡は来ないし、
こちらから元家主に電話で話しても相変わらずの態度。
そこで再度、相談を含めて元行きつけの呑み屋に行って経過報告をした。

大学院生)「その送った内容証明を見せて下さい！」
と問われ、即座に証明書を広げて手渡ししたら、苦笑いで即答された。

「この『可及的速やかに』とは、いつを以て速やかなのかが
明白でないから、これでは意味がありませんね！
きちんと日付を確定させて送るべきですね！！」
とバッサリ全否定！

他の方々も異口同音で、
「そうよ、これではいつまでにという確定した日付がないからダメよ！！」
と完全にダメを押されてしまった。
1度目の内容証明は完全に失敗だった・・・

自分の甘い考えで失敗したこともだが、
費やした時間、お金もムダだったことが凄く悔しい！！
でも今回の失敗を糧に、次回は相手の心臓に
「五寸釘を打ち込む勢いがある内容証明を送ってやる！」
と胸に誓い、帰宅するであった。。。

今日はここまで、続きは後日。